ヴァイブレーション [映画]
短期間の上映だったが見に行くことが出来た。「世界最速のインディアン」に続きこれ
も楽しい映画だった。
「フランキーワイルドの素晴らしき世界」
←チラシ
世界中のクラバー達が集まる地中海に浮かぶイビザ島が舞台。主人公はそのイビザ島の
クラブでDJをしているフランキー・ワイルド。
島中を熱狂させる天才DJが突然聴力を失ってしまう。自暴自棄になり薬漬け(元々
ジャンキーだが。。)になったり、はたまた自殺を考えたりしたがある女性と出会った
ことで再生への道を歩みだす。そして、聴力を失って最初で最後のギグをかます!!
こんな感じの映画だが、この映画の手法が面白い!
主人公は実在しない存在だが、彼の再生していく過程を「実在する人物」達にインタ
ビューしながら話を進めていくので、ヨーロッパなんかではフランキー・ワイルドは実在
するんじゃないの?となったらしい。実際見ていたおいらも「実在してんじゃないの」
と思った。
聴力を失った彼がどうやって「音」を作っていったかはネタばれになるが書いちゃおう!
彼を支える女性(読唇術を教える人)とあるクラブに行く。そこの舞台でダンサーが情
熱的なフラメンコを踊っている。当然彼には「音」は聴こえない。しかし、テーブルの
上に置いてあるグラスが振動する。ダンサーのステップとグラスの振動。
その後クラブに乗り込みデカイスピーカーの前に立つ。そして彼は「音」を感じる事が
出来た。そう、音の波動を体で聴いた・感じたのだ。
おいらが時々「音ネタ」の時書いているが「音は聴くのも良いが音を体で感じろ」とい
事をこの映画で表現している。
そこから曲を製作していく過程が面白い。両足を特設スピーカの上におき、イコライザー
の波長を目で見ながら曲を作っていく。今では鳴っている音を目で見る事も可能なんだよね~
そして、映画の最後に使われるビーチ・ボーイズのグット・ヴァイブレーション。この場面にこれ
以上ぴったりの曲は他にないでしょう!
それと、この映画でDJの疑似体験が出来る。片方の耳でモニターの音を聴き、片方でターンテーブルの音聴きながらミックスしていく体験。それも絶頂期のころのプレイと、耳が聴こえなくなってきた時の雑なプレイ。
そういえば、アカデミーの発表があったね。
作品賞が「デッパデナイト」とはね~~。。。。あ、「ディパーテッド」だった。
娯楽的要素では面白いと思うが(見てないけど)アカデミー作品賞を受賞するだけの作品
なのだろうか?この映画はハリウッド版リメイク作品だよね。。
>アキオさん
niceポチありがとう!
by norinori27 (2007-03-03 21:52)
ドラマのヒーローに夢中になっていたら・・・
最後のどんでん返しで・・
そのヒーローはヒロインが書いたシナリオの架空の人物だった(--)
知らずに恋に落ち・・・3ヶ月も宙を彷徨った。(p_q)
この映画も面白そうですね。機会があったら観てみます。
by kimiko (2007-03-04 07:41)
>kimikoさん
この映画は多分もう映画館で上映していないと思います。
DVDが出たとき見てみてください!
by norinori27 (2007-03-04 21:56)